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平成23年度「国際標準共同研究開発事業」に係る委託先の公募 [科学・技術・教育]

「知的財産推進計画2010」において示された特定戦略分野など、日本産業の国際競争力強化に資する分野について、「国際標準共同研究開発事業」の委託先の公募が行われています(経済産業省)。

公募期間は、平成23年3月7日(月)17時まで。

事業では、以下の29のテーマ(経済産業省HPより転載)について、標準化のためのフィージビリティスタディの実施者及び研究開発、国際標準原案の作成、ISO(国際標準化機構)/IEC(国際電気標準会議)への提案等を行う実施者が公募されています(但し、平成23年度予算の国会での成立を前提とする、とのことです)。


■政府戦略分野

(1)有機EL、有機薄膜太陽電池用ポリマーフィルムのバリア評価技術・標準フィルムに関する国際標準化に係るフィージビリティスタディ
(2)海上コンテナトラッキングシステムに関する標準化に係るフィージビリティスタディ
(3)電動車両用高電圧対応電子・電装品に関する標準化
(4)集束超音波治療に関する国際標準化
(5)医療用バイオチップ実用化促進に向けたヒト核酸の測定プロセスに関する国際標準化
(6)繊維製品の抗ウィルス性試験方法に関する標準化
(7)LED光源及びLED照明器具に関する規格の国際標準化開発
(8)燃料電池に関する国際標準化
(9)太陽光発電システムより生じる電波雑音の測定方法及び限度値に関する標準化
(10)多様な再生医療製品の製造に対応可能な除染接続手段に関する標準化
(11)高機能性繊維の試験方法に関する標準化
(12)カシミヤ繊維の試験方法に関する標準化
(13)発がん性染料の試験方法に関する標準化

■その他の分野

(14)ナノ材料規格等に関する標準化
(15)4次元放射線治療に関する国際標準化
(16)排ガス中のアンモニア自動測定法に関する国際標準化
(17)溶剤使用プロセスからの排出ガス中の揮発性有機化合物(VOC)の全炭素濃度及び個別成分濃度測定法に関する標準化
(18)福祉用具(車いす座位変換機能等)に関する標準化
(19)海水中のpH高精度測定法に関する標準化
(20)バイオセラミックスの再生医療用特性評価法に関する標準化
(21)アクセシブルデザイン(AD)の体系的技術に関する標準化
(22)導電性接着剤に関する標準化
(23)有機/ナノデバイス計測に関する標準化
(24)マルチモーダル生体認証における認証性能評価基準に関する標準化
(25)高速車載LAN用光伝送サブシステムの試験方法に関する標準化
(26)テンプレート保護型バイオメトリクスの安全性評価に関する標準化
(27)フローはんだ槽材料の長期信頼性(耐性、寿命)に関わる各種特性の(定量)評価試験方法に関する標準化
(28)MEMSにおける形状計測法に関する標準化
(29)工作機械の機械安全に関する標準化


公募要領によると、本事業の目的として、『優れた技術を有する我が国企業が、「技術で勝って、事業で負ける」ことがないよう、事業戦略と一体となった戦略的な国際標準化の推進が必要』であることが述べられてあり、特に急いで国際標準化を進める必要があるテーマが選ばれた、とのことでした。

確かに上記29のテーマ全ては、今後成長が期待される思われる産業・技術に関するテーマであり、国際的な標準化が進むとユーザにとっても便利になるものと思われます(技術系の弁理士にとっても、興味深いテーマです)。

このような技術分野においては、標準化の主導権を握ることも大切ですが、そのためには勿論、世界各国における特許等による技術の保護の戦略を考えることも重要です。そのような戦略としては、例えば、出願戦略といったマクロな視点からの戦略も重要ですが、1件1件の出願を価値あるものにするための実務面からの戦略も極めて重要です。

『優れた技術を有する我が国企業が、「技術で勝って、事業で負ける」ことがないよう』、知的財産の保護という観点から、その一翼を担っていることを意識して、私も日々仕事をして行きたく思います。

(少し話が途中でそれましたが、「国際標準共同研究開発事業」の委託先に応募されたい方は、以下の経済産業省HPから↓)
http://www.meti.go.jp/information/data/c110204dj.html


椿特許事務所
弁理士TY

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